ここ数年、円安が止まりません。
一時、70円台という円高になったこともありますが
いまはその倍の150円前後でウロウロしていますよね。
日米の金利差も、ひとつの要因ですし・・・
実は世界的に日本円は避けられているのが現状です。
同じような通貨として、以前はスイスフランがありましたが
いまやお相手にはならないようで(汗)
圧倒的にスイスフランの方が人気・・
世界の外貨準備が円からスイスフランへ大移動、安全資産の地位に変化
国際通貨基金(IMF)が今週公表したデータに基づくブルームバーグの試算によると、外貨準備の運用機関は1-3月にかけ943億ドル相当の円を手放した。年限の短い国債のリターンと為替変動を調整した同試算では、スイスフランの買い入れは過去最高の667億ドルに達した。
日本円がとにかく弱くなっています。
これ、本当にやばい。
自国通貨安対策をするのなら・・・どの通貨を選びますか?
ここを間違えると・・・円と一緒に沈みます。
他国の財政赤字も悲惨すぎ・・・乗り換えるならゴールドで
普通なら、ドル円やユーロ円を選ぶでしょう。
これらを使った金融商品はありますが・・・
どの国の財政をみても、手を出す気にはなりません。
各国共に深刻な財政赤字が続いていることからも
通貨安政策は避けられないでしょう。
と、なると・・・
私はやっぱりゴールドかな、と思っています。
なぜなら・・・世界基準では米ドルベースで金価格が決まりますが
ここに追加で円安が加わると、さらに価格が上昇するからです。
こういった側面から考えても、いま強いのはゴールド。
これまでは株や不動産投資を推奨していた人たちが
最近は、急にゴールド推しに変わっていることからも
あきらかに状況がそうであることを示しています。
もう、本当に誰の目から見ても
”米国債の延命”は、ギリギリのところなのでしょう。
アメリカの債務危機は、もう確実になっているので
対ドルでのゴールドは上がり続けますし・・・
いまのところ、円安要因ばかりである状況なので
日本円で売買される金価格は、上昇しやすい環境であるってこと。
きっとみな株価にばかり注目していますが。
私は毎日、国債の金利をチェックしています。
本当に・・・考えたくないことだけど・・・
日本国債の格下げが発表されるようなことがあれば
日本売りは加速することは間違いないでしょう。
そうなったとき、沈みゆく日本円からドル円にいっても
結局は一緒に沈むだけ。
乗る船を間違えると、転覆する。
だから、円安要因も含めて私はゴールドを選んでいます。
自国通貨安対策にドルやユーロという沈みいく船には乗り換えない
以前の私なら・・・
証券会社、保険会社、銀行が勧めるように
外貨建ての何かを保有していたと思います。
なぜなら、これらの人たちは
絶対にゴールドの現物を勧めたりしません。
自分たちにまったくうまみがないから(笑)
(手数料で儲からないんでしょうね)
リスクヘッジは、あたかも他の国の通貨がいいとか
外国株式がいいとかって、そういう流れになりますが。
通貨安の一番のヘッジは、現物のゴールドで
歴史的にみても、それはもうあきらかなわけです。
元日銀マンがそうしてるんですから。
でしょう?
元日銀マンが、ドルを買っているという話なら
私も納得したと思います。
でも通貨の仕組みを知っているのなら
泥船から、泥船への乗り換えはしません。
沈まないものにするはず。
だから、私もゴールドを選びます。
対ドルでも
対円でも
どちらにあっても、ゴールドが強いから。
むしろ両方が倒れたときには、さらに高騰するので
たとえ1/10オンスであっても、かなりお守りになる。
この積み重ね、めっちゃ大事!
絶対絶対、生きてくるはず・・・
日本国債の格下げは、どこかで起こるはずです・・・
その時は私たちの持っている日本円に打撃があるので
いよいよ覚悟しておかなくてはいけません。
弱い自国通貨にしがみつかない。
生活に使う現金以外は、現物資産で保全する。
この姿勢で円安にも備えていきたいなと思います。
ではでは。






